柚子の香りのはなし
先日、実生ゆず精油をいただきました。
ゆずは、種子から育てると18年かかります。実生栽培では、収穫物を得るのに長い時間がかかるため農家経営ではとても成り立たないので、ほとんどの農家は接木栽培の方法を取ります。
病虫害に強く生育のよい柑橘を台木にし3年後には実をならせ栽培がしやすいため、95%はこの方法をとります。
実生は、香り、味が接木柚子より濃厚であるといわれますが、実生ゆずは柑橘に代表的な芳香成分リモネンが少ない分、他リナロールなどの精油が多いことが、ふくよかな香りを作り出してるのかもしれないですね。
柚子は医師、植物学者として日本に貢献したシーボルトが学名の命名者であり、いつしか柚子は日本古来の柑橘として日本のみならず、欧米、アジア、中近東でも愛されてきました。
いまや、国際舞台に登場する日本の代表的な柑橘となりました。
その裏話も書かれたこちらの一冊はオススメです。
中でも、入院患者さまへの有効性についても興味深いとこです。
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世界への広がり
ゆずの森