笑顔もたくさん広がったナード農場実習

1日目の興奮も冷めやらぬまま迎えた、ナード農場研修の2日目。 この日は台風の影響を考慮し、予定していた畑での「摘み取り」はあいにく見送りとなりました。

しかし、そこはアロマを愛してやまないメンバー。 「この状況だからこそ出会えた、特別な感動」に満ちあふれた、五感を揺さぶる濃厚なプログラムが幕を開けました。

1. 部屋いっぱいの芳香に包まれて。ローズの手仕事とジャスミンのバーム作り

研修室の扉を開けた瞬間、思わず全員から「わぁ……!」とため息が漏れました。

テーブルの上に広げられていたのは、前日、スタッフの方が私たちのために心を込めて摘み取ってくださっていた、溢れんばかりの贅沢なピンク色のローズたち

贅沢すぎる、花びらとの対話 台風の雨から守られた奇跡のバラを前に、みんなで静かに手を動かします。指先から伝わるベルベットのような花びらの柔らかさ、そして体中を包み込むような甘く気高く、どこか青々しい本物の香りのグラデーション。これ以上ない贅沢な手仕事の時間となりました

さらに、クラフト作りでは「ジャスミン香る特別なバーム」を制作。デジタルスケールで丁寧に基材を計りながら、一滴、また一滴と香りを重ねていきます。
出来上がったバームをそっと肌に伸ばすと、濃厚なジャスミンの香りが立ち上り、誰もがうっとりとした幸せな表情に包まれました。

2. 植物の命の結晶。ローズ蒸留の瞬間を見学

続いては、アロマセラピストなら誰もが胸を躍らせる「蒸留」の見学です。

大きな250Lや50Lのステンレス製蒸留釜の説明を受けながら、さきほど触れたローズたちが、熱と水の力を借りて「精油」と「ハーブウォーター」へと生まれ変わっていく様子をじっくりと学びます。

目には見えない植物の薬理成分や香りのエッセンスが、一滴ずつ凝縮されていくプロセス。それはまるで、植物の命の結晶を分けてもらうかのような、神聖でドラマチックな光景でした。

3. 雨のしずくをまとったハーブたちの、力強いガイド付き散策

畑への立ち入りはできなくても、研修所の周りには生命力に満ちた植物たちが溢れていました。 傘を片手に、専門スタッフの方による贅沢なガイド付き散策へ。

  • 雨粒を宝石のようにまとった、可憐なローマンカモマイル

  • 真っ直ぐに伸びたスタイリッシュなラベンダー・アングスティフォリア

  • 瑞々しい葉の陰から顔をのぞかせるアーモンドの青い実

  • 白く繊細な花を咲かせるティートゥリーや、しっとりと濡れたリンデン。

  • 晴れた日には閉じ込められているかもしれない、雨の日だからこそ周囲に強く放たれる、植物たちの「生きようとする濃厚な香り」。一歩進むごとに変わる自然の芳香を、みんなで何度も深く深呼吸しながら五感に刻み込みました。

  • 4. 「農薬を使わない」ということ。精油へのこだわりと、私たちが繋ぐ未来

    旅の締めくくりは、ナードが最も大切にしている「農薬を使わない精油へのこだわり」についての講義でした。なぜ、私たちが扱う精油は100%自然で、ピュアでなければならないのか。 ただ「いい香り」というだけでなく、身体のメカニズムに働きかけるメディカルアロマだからこそ、土壌の安全性、植物へのリスペクト、そして一切の妥協を許さない抽出プロセスが不可欠であること。ナードの方のの熱い想いと言葉に、参加者全員が深く深く頷き、これからセラピストとして、あるいはアロマの資格を持つ者として、この「大切な1滴」をどう伝えていくべきか、背筋が伸びるような、そして誇らしくなるような強い感銘を受けました。

    【研修を終えて】

    台風というハプニングから始まった2日間でしたが、終わってみれば、雨に濡れた薔薇の美しさも、五感を研ぎ澄ませたクラフト作りも

    私たちが持ち帰ったこの素晴らしい大地のエネルギーと学びを、今度はそれぞれのサロンやスクールで、たくさんの皆様にお届けしていきますね。

    次回の研修旅行で、また皆様と一緒に香りの世界を深められる日を心から楽しみにしています!

    、すべてがこのメンバーだからこそ共有できた「最高のギフト」となりました。

    ご参加いただいた23名の皆様、そして大切な生徒様を送り出してくださった3つのスクールの先生方、本当にありがとうございました!