【施設訪問レポ】認知症とアロマテラピーの可能性
福祉介護とアロマタッチケアのワンストップ環境作りから
先日は、月一恒例のデイサロン様でのアロマレクリエーションでした。
今回は、21名の方(内男性含む)です。
こちらのレクリエーションは、嗅覚療法も考慮した香り体験と香りのお話を。
その後はいつものティータイムに、珈琲やお紅茶に変わって、ノンカフェインのハーブティーを用意し、味わいなども皆さまとシェアしていきます。
今回ご用意したハーブティーは、
ルイボス
カレンデュラ
レモングラス
シナモン
エキナセア
寒くなってきたので、身体を温め、免疫・代謝アップを考えたハーブティーです。
味わいも比較的皆さまに馴染みやすい、ルイボス、レモングラスも上手くブレンドして。
おやつの杏仁豆腐とも相性が良かったようで皆さまにも喜ばれました。
香りのお話は、アロマメンバーと作成しているアロママッピングを用いて。
今回は、ミルラの香りと歴史のお話を楽しんでいただきました。
香りは、樹脂っぽく油感を感じる少しスッキリ、スモーキーな香り。
昔、ミイラ作りの防腐効果として使われていた植物ですよ
と、お伝えすると
エジプトでミイラを見に行かれた利用者さまが3名もいらっしゃいました。
そんな会話も弾みます(^^)
香りの印象は、
皆さま、
「表現が分かりにくいけど、嫌な香りじゃないわー」
とも言われながら、クンクンと香っていただきます。
このクンクンと香る行為が重要で、一つの嗅覚療法として、脳への刺激、特に本能と言われる大脳辺縁系に影響を与え、記憶、感情などに香りが届いていきます。
嗅覚療法は、認知症予防対策としても注目されている療法で、継続的に続けていくことが大事。
レクは、月一開催にしか過ぎないですが皆さまに、毎日の訓練にも。と、後押し的にサポートしながら会を楽しみます。
中には
「香りが分からない」
と、仰られる方もいますが、根気よく訓練として皆さまとこの時間を楽しんでいただくように工夫をしています。
皆さまと一緒に参加し、お話を共有するコミュニケーションの場としても。
その間は、施設の介助スタッフさまもお手伝いもいただきながら香りを一緒に楽しんでいただけます。
約1時間。
香りの広がる空間から、
・アロマオイルを使ったセフルケア(ストレッチ)
・アロママッピングを利用した香りの話&嗅覚療法&塗り絵
・月一日替わりハーブティー
を皆さまと楽しまさせていただき、こちらの施設では、約10年のお付き合いになります。
利用者様の顔ぶれも変わらず、こうしてお元気なお姿も何より。
私たちも皆さまから色々、教えをいただくこともあります。
最近は、サロンでも
認知症について
ご家族の方からのご相談を受ける事も増えてきました。
私一人の力だけでは、限界があり
様々な分野の方たちとの協力もあって、皆さまの生活のちょっとした不安を、一緒に解決出来るような環境作りを考えています。
確かに
アロマテラピーには素晴らしい力があることには、間違いではないのですがその力を活かす為には、色んな事や方の理解もないと発揮できません。
そのワンストップなアロマテラピーをもっと視野を広げていきたいと思っています。
共に、学び、知恵を出していただける方募集中です。