20歳の息子が初めて「自分だけの香り」を作った日。彼が選んだ3つの精油と、動き出した心。

こんにちは、ivy-roomの山口良子です。

アロマセラピストとして15年活動してきましたが、先日、私にとって忘れられない出来事がありました。現在20歳の息子が、初めて「自分で精油をブレンドして、部屋に飾りたい」と言ってきたのです。

プロのアロマセラピストの母を持ちながら、これまでどこか遠い存在だった香りの世界。彼が自ら一歩踏み出したその背景と、選んだ香りから見えた「彼の今」を綴ってみたいと思います。


1. なぜ、彼は「今」アロマに興味を持ったのか

これまで当たり前のように側にあった香りに、なぜ20歳の今、彼は惹かれたのでしょうか。 それは、大人への入り口に立ち、学業や将来への期待、そして無意識に抱えるストレスや緊張が重なる時期だからかもしれません。

デジタルな情報に囲まれる毎日の中で、ふと「本能的な心地よさ」を求めた瞬間。それは、彼が自分自身の**「内面的なケア」の必要性を、身体で感じ取ったサイン**だったのだと感じます。

2. 彼が選んだ3つの香りの物語

彼が直感で選んだのは、非常にセンスを感じさせるこの3本でした。

精油名 歴史的背景・特徴 香りの印象
ホワイトティー 中国の皇帝に献上されていた希少な茶葉。浄化と再生の象徴。 清潔感があり、心に静寂をもたらす気品ある香り。
イランイラン 花々の中で最も贅沢な「花の中の花」。インドネシアでは新婚のベッドに撒かれます。 濃厚で甘く、抑圧された感情を解き放つ多幸感。
フランキンセンス 古代エジプトから神に捧げられてきた「乳香」。キリスト誕生の贈り物の一つ。 神秘的で奥深く、呼吸を深め、自分軸を整える香り。

3. この3本を選んだ理由を考察する

このラインナップを見て、私なりに彼の心境を考察。

  • ホワイトティーで日常の雑音をリセットし、

  • イランイランで「こうあるべき」という緊張を緩め、

  • フランキンセンスで自分の中心をしっかりと定める。

彼は今、外側の喧騒から離れ、**「本当の自分に戻れる聖域」**を部屋の中に作りたかったのではないでしょうか。甘さと静寂、そして強さが同居したこのブレンドは、彼の自立心と繊細な感性のバランスを物語っています。

4. 潜在意識に訪れた「変化」

香りを使い始める前でしたが、彼の過ごし方の行動に、自分の部屋を整えることからでした。彼の場合は行動~感覚・感情への変化が見られたような気がします。 自分の部屋を整え、お気に入りの香りに包まれる時間は、彼にとっての「マインドフルネス」になっているようです。私は、感覚論や頭でっがちに考えすぎるより、先ずは行動から入っていくことのほうが変化が分かりやすいと思います。私自身も経験的にそうですが、「ちょっとめんどくさいな」という行動や思考が、一歩の踏み出しの邪魔になっているなと感じています。その行動も特別に難しいことでなく、ちょっと身の回りの物を整理してみる。いつもより少し歩いてみる。そんな一歩でも良いです。

潜在意識下では、**「自分を大切にする(自己受容)」**という感覚が芽生え始めているのかもしれません。香りが脳(大脳辺縁系)に直接届くことで、言葉では言い表せない不安が安心感へと書き換えられ、前向きな行動へと繋がっているのを感じます。

5. これからの期待と、アロマがくれる力

15年アロマに携わってきましたが、身近な家族が香りの力を証明してくれたことは、私にとっても大きな自信となりました。

これから彼がどんな道に進むとしても、**「自分を整えるツール」**を知っていることは、一生の財産になるはずです。アロマテラピーは、単なる芳香ではありません。心と体を結びつけ、本来の自分へと導いてくれる力強いサポーターです。

皆さんの毎日にも、ふとした瞬間に香りを添えてみませんか? その一滴が、新しい扉を開くきっかけになるかもしれません。


おわりに

今回、息子が自分のために香りを選び、日常を変えていく姿を間近で見て、改めてアロマテラピーの奥深さを教わった気がします。

「今の自分に必要な香りは、自分自身が一番よく知っている」

それは、年齢も性別も関係ありません。

もし今、あなたが「なんとなく落ち着かない」「自分を取り戻したい」と感じているなら、ぜひ一度香りの力を頼ってみてください。

ivy-roomでは、15年の経験に基づき、お一人おひとりの心に寄り添うブレンドやレッスンをご提案しています。あそしてその思考や行動についても、一緒に伴走させていただきます。

あなただけの「聖域」を作るお手伝いができれば幸いです。