タッチングとアロマの相乗効果の研究
「触れる」ことについて、研究をしている臨床発達心理士でもある山口創先生の「タッチの魔法、アロマの軌跡」2023年7月出版の本の紹介。
山口先生の書籍は読みやすく、あっという間に読める内容なので、忙しい方でもお薦めです。
過去にも触れることに関する書籍はたくさん出版されており、代表作としては
「手の治癒力」
「子供の脳は肌にある」
「皮膚はいつもあなたを守ってくれている」など
数々の書籍も出版されているので、ぜひ触れることをお仕事にされているセラピストの方には知っておきたいエビデンスの数多く紹介されているので目を通していただくとよいかと思います。
今回の内容では、特に
「触覚×嗅覚の癒しの相乗効果」
において、
1.幸せホルモンともいわれる「オキシトシン」の働き
2.セルフタッチの4つのバリエーション
3.天然精油と人口香料でのアロマトリートメント効果の違い
4.人類発展に欠かせない嗅覚の3つの機能(生体防御・味覚・コミュニケーション)
5.不調とにおいの関わり(体臭・口臭から経路をセラピスト視点で観察する)
6.香りの濃度から考える相乗効果と拮抗作用
7.オキシトシン産生に薬理的な作用に関与する精油成分の紹介
8.痛み軽減のメカニズムを理解してタッチングとアロマの導入
9.2つの神経から成り立つ副交感神経を理解してタッチング手法を取り入れる
について興味がもてた点です。
全体的にアロマトリートメントというと、リラックスとリフレッシュの見極めを目の前の方に様子を伺いながら使い分けができるとよいものだということもより理解できました。その前提により効果が高く触れることについて科学的に研究されたことの内容に基づいて、ポイントである「密着、スピード、リズム、圧力」の基本ベースをおさらいとして、改めて再確認した点については、実践されているセラピストでもある小澤先生の対談からも理解が深まりました。
こうした実績や専門の方からのエビデンスは、今後のサロンワークや、セラピスト育成にも役立てられます。
また、どんな精油を香料?を使っているかも大事。
※当サロンでは、医療従事者の方からも信頼のある「プラナロム」社の精油を利用しています。
ぜひ、ご興味ある方は一読くださいね。
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