~精油の香りからひも解く体質診断~
本日のレッスンは、精油の香りを通じて「その人自身の体質や心身の傾向を探る」という、アロマセラピストならではの奥深いテーマでした。
教室に並べられた精油から、4タイプの分類チェックを行いご自身の体質を診断していきます。
土の性質、火の性質、水の性質、風の性質
と、それぞれの気質や、性格、その気質を活かした得意分野、メンタル面やフィジカル面なども掘り下げてみていきます。
そして診断を行った後は、その体質を補うようなアロマのエッセンスを香りの印象だけでなく、ありのまま体が、心が望む香りの理由としても腑に落としていきます。
「自然界にあるものは全て繋がっている」
まさに自然療法としての醍醐味でもあり、アロマセラピストの本質としても学べる章でもあります。
そして、クラフトは自分の体質の合わせた精油のブレンドオイル作りを。
選ばれた精油をひとつずつムエットに取り、香りを感じた瞬間の反応を丁寧に言葉にしていきます。
「甘さの奥に少し重さを感じる」
「すっきりするけど、どこか冷たく感じる」
同じ精油でも生徒さんごとに感覚が異なるのが、とても興味深い瞬間です。
また、その感覚の違いを手掛かりに、体質の傾向や今の心身の状態を紐解いていきました。
たとえば、スパイシーな香りを好む方は「エネルギーを発散させたい状態」、柑橘を強く心地よく感じる方は「気分のリフレッシュや軽さを求めている状態」といったように、欲する香りの訳とと体質のつながりを一人ひとり確認していきます。
生徒さんからは、
「香りってこんなに自分の心と体を映してくれるんですね!」
「お客様に伝えるときの言葉の選び方のヒントにも。」
といった声があがり、香りの奥深さを体感した様子でした。
アロマセラピストにとって、精油は単なる“良い香り” ”薬理的な働き”ではなく、クライアントの心と体を理解するための大切なツール。今回の体質診断レッスンを通して、生徒さんたちは「香りを聞く力」と「人に寄り添う視点」をさらに育んでいました。
未来のセラピストたちが、この学びをお客様のケアに活かしていけることを想像すると、とても頼もしく感じます。
そして、レッスンの会話の中で一つ紹介で出てきた
「ずっとずっとだいすきだよ」
という絵本から、現在の社会から、どこか忘れかけてる”人とのコミュニケーション”としてこれからの社会だからこそ、こうした”言葉”の大切さも生徒さんたちと感じさせてもらえる時間でもありました。
アロマセラピストの徒然。
また一つ素敵な時間を過ごさせていただきありがとうございました。