嗅覚の生命バロメーター
あなたらしさを応援するアロマサロンivy-roomの山口良子です。
先日、NHKBSでプレミアムで
「ヒューマニエンス 嗅覚の生命バロメーター」
の再放送があったので見てみました。
興味ある方は、オンデマンド放送もやっているようです。
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2020110695SA000/?capid=nte001
脳の連携によって得られた複雑なシステム「嗅覚」
鼻のなかにある、においを識別するタンパク質の実態を明らかにし、これらのタンパク質が
においの情報をどのように脳に送るかを追跡し嗅覚受容体を発見されたのは1991年といつい最近のこと。
2004年、「におい」を認識し記憶するメカニズムを解明したことについて
ノーベル医学生理賞を受賞しました。
嗅覚は
遺伝子との関わり、
記憶と学習
などの環境で感じ方も様々。
テレビの中では、
「アンデロステノン」といわれる香り物質を
嫌な香り
良い香り
全く感じない
と大きく感じ方に分かれることもあり、これも遺伝子上で嗅覚受容体を持っているか
どうかで人それぞれで感じ方が異なるとのこと。
ちなみに、出演されていた
織田裕二さんには、「全く感じられない」部類のようです。
どんな香りか試してみたいですね・・。
また、カレーライスの映像を見て
カレーの香りがどんなものかは、
記憶と学習における環境によって
その感じ方も様々のようです。
スパイシーなのか
フルーツの甘さを感じられものなのか、
コクのあるものなのか。
皆さんはいかがでしょうか?
また、人は緊張したときに、自分の体臭を嗅ぐことによって
安心する生き物でもあるようです。
自分の体臭が、常に身近にあるデフォルトの香りであるため、
気付いたら自己防衛として、そんなしぐさを知らず知らずにしているかもしれません。
世界的に有名な香水
「シャネル NO.5」
この香水には、香りのきつい刺激臭としても感じられる「アルデヒト」成分が入っています。
カメムシの匂いにも含まれているようですが・・・・
でもこの好ましくない香りが入ることで
奥深さが出て、良い香りになると
同時、調香といえば、
「良い香り」だけを混ぜることで、香りを作っていたい時代からしてみれは、
シャネルが生み出した斬新な香りは、世間をあっと驚かせたのだろうと
同時の様子が脳裏に思い浮かばれますね。
香りは、本能の部分にダイレクトに働きかけ、良い影響を与えてくれます。
本能は、快、不快などを感じ原始的な脳ともいわれますが、
基本、自己防衛と備わっているため、周りの環境の判断をせず、自己の意識だけで動きます。
大脳新皮質の前頭葉の人間としての理性の働きかけで
自己中心的な本能の部分を制御しているのです。
前頭葉がなにかしらの原因で壊れることによって、人格が変わった・・・などの話も聞くことも
ありますが、
日頃から
香りある環境で
本能の部分も健やかに育てていけると良いなと
改めて感じる事も出来ました。
嗅覚の世界・・・
奥深く面白いです。