認知症とアロマテラピーの推奨

柚子の香りが、ある方を幸せな笑顔に導いた

先日は、「認知症」についての

アロマテラピーの可能性も兼ねた勉強会でした。

認知症の現状を知る

1.2022〜2023年の調査によるMCI(軽度認知障害)または認知症の有病率

2.認知症の種類と引き起こす疾患

3.海馬の構造と情報伝達

4.認知症予防に働くアロマテラピー

から、みていきました。

認知症について知る前に、冒頭の認知症有病率について、2024年政府の認知症施策推進関係者会議で、認知症と軽度認知障害(MCI)の有病率の将来推計が、2040年時点で65歳以上の認知症数584万人で、7人に1人の割合となると発表されました。増加傾向であるのですが、全く調査内容が同じではないですが、前回の2014年の厚生労働省研究事業が推計していた人口より、218万人も減った結果となりました。

その背景には、

「生活習慣の改善、健康意識の変化などにより認知機能低下の進行が抑えられ、認知症の有病率が下がった」との推察も言われています。

また、軽度な認知障害から認知症に移行する人が年間1割程度いる一方で、適切な対策で、認知機能が取り戻せる可能性が、年間約16〜41%あるとのデータも挙げられます。

やはり早期発見ですね。

自身やご家族にMCIの兆候がある事が気付いたら、早めに対策を始める事が認知症予防のカギとなります。

対策方法としては、

生活習慣病の改善

適度な運動

バランスの良い食事

がやはり基本となります。

国立長寿医療研究センター発行

MCIハンドブックより

 

また、アルツハイマー型認知症のメカニズムから精油の化学的視点から期待されるものとして

アミロイドβ凝集塊の原因と言われるβセクレターゼ阻害によるアミロイドβ産生抑制に、

オイゲノール

1,8シネオール

δ-3-カレン

などの芳香分子からは、グローブや、ローズマリー、ティートゥリー、サイプレスなど。

他、アセチルコリンエステラーゼ阻害によるアセチルコリン分解抑制より、

α-ピネン

δ-3-カレン

テルピネン-4-オール

などの芳香分子から、ジュニパー、サイプレス、ティートゥリーなど。

こうした視点からも、アロマテラピーの日々の活用が、MCI〜認知症移行への歯止めにも期待されるものがあります。

話は変わり、

私が介護アロマテラピーの必要性と感じたのは 、以前施設訪問した際に、認知症の関係めたあったのか、ラベンダーやローズマリーなどどの香りも

「分からない」と

言われていた、利用者さまが、ある日柚子の香りをご用意したときに

「この香りはわかる!!」

と、満面の笑顔でお答えいただいたお姿が今でも思い出される一面でした。

香りって本当に凄いんですよ。

まさに、

芳香療法=アロマテラピー。

皆さまも是非、日常的に香りある生活を。

推奨をさせていただきます(^^)

 

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