【セミナーレポ】これからの医療のために、アロマセラピストとして準備しておくこと

”もし、明日あなたのアロマテラピーをお願いしたい”と言われたら、いつでも受け入れることができますか?

去る、6/15(日)

フランス式アロマテラピー業界のおけるレジェンドのお一人、「ピエール・フランコム来日セミナー」が東京にて開催されました。

主催は、IUNT協会 (サイエンスマインドで自然療法を学び実践、臨床の研究団体)。

2019年来日セミナー(コロナ期間だったため、中止)からの6年ぶりのセミナーです。

1997年に「フランスアロマテラピー大全」を出版し、一役、日本にもサイエンス視点から考えられるアロマテラピーを日本にも広げてくれた方でもあり、

現在も、臨床における研究を行っており、講演活動としてはアジアを中心に世界を飛び回り、現在も現役でアロマテラピーの普及活動にも力をいれておられるパイオニアでもあります。

 

今回のテーマは。

「いたみ~薬用エッセンシャルオイルで癒す身体と心~」

ナードアロマアドバイザーコースの中でも、レッスン9で「痛み・炎症」についても学んでいきます。

一言、痛み、炎症といえどもこうした反応は、身体によって発せられる強力なアラームでもあり、単純に見逃せれないもの。特に炎症は傷んだ体を鎮静させ、局部の

炎症反応と同時に痛みも現れ回復していく過程の表れでもある。とはいえども、慢性的な炎症反応が継続的になると痛みを(精神的なものも含め)増強してしまうため

こうした事態に植物療法、アロマテラピーは自然療法の中でも最先端の療法でもある冒頭からのお話からはじまりました。

その効力を発揮するためには、精油は

1,心強い存在であり、

2,即効性を期待するために

3,信頼できる精油の選択における決定要因である

4,そのうえで、必要な用量を正しく使用されること

5,メディカル品質である

という意識も不可欠。

アロマテラピーを期待したいのであれば、どんな精油を使うのかも選択として視野にいれる必要もありますね。

前半、後半と

痛みに対する機序を考察しながらサイエンス的に

末梢部位でおきる痛み、中枢での痛みに対する感受性を抑制させる作用からみる、

抗侵害受容体(TRP毎、内因性カンナビノイド、抑制系オピオイド、GABA、NMDA、AMPAなど)に対するアゴニスト及びアンタゴニストに働く、芳香分子のみる精油の紹介から、

抗炎症作用(各種生理活性物質、B細胞抑制、炎症段階でヒアルロン酸を壊す細菌をだす分解酵素を阻害する、抗ヒアルロニターゼ作用、コルチゾール濃度の抑制など)に

期待される精油の紹介。

 

後半は、

痛みの関連分野(肉体)として

・腹部の痛み(婦人科系、腸系)

・関節系と筋肉系の痛み

・神経系の痛み

と実践的な例もあげられながら紹介が続きます。

 

そして痛み緩和には

「肉体と精神の健康のカギ(情動)」

として、情動へのアプロ―チ。

ただ、情動にはコントロールするのは難しく、コントロールが可能な情動反応にどう精油かの香りから及ぼす力がるのか・・・。

その嗅覚療法としてのひとつ

「オルファクトセラピー」の提案には、この一言ではなかないい表しにくいものでもあるが、

嗅覚という器官の入口から精油のツールボックスから

・心理的トラウマからの解放

・心の痛みの軽減(陽の戦略)

・ネガティブな偶発的変化の反応の速さの対応を高める精油

・鎮静作用のある花の精油(陰の戦略)

など。

その方法を用いた”心の痛み”のケアにも話は広がりました。

 

その後は、参加者からの質疑応答もクライアントに向き合われてるセラピストなられはの質問も多く、それに対しての有用性高いご報告も。

最後は、フランコム先生も交えたパネルディスカッション。

 

今回の来賓でもある、林真一郎先生の

今後の日本におけるアロマテラピー市場において、

まずは、日本も統合医療としての厚生労働省のバックグラウンドは確立さしつつあるともいわれ、

↓参考↓

厚生労働省eJIM「統合医療情報エビデンスサイト」

 

「一般の方の意識をかえたボトムアップが必要であり、もし明日アロマテラピーを求められて、即戦的に対応できるよう、いつでも受け入れらる

準備をしておいてほしい」

 

との話は、

 

これからのアロマセラピストの必要性にも意味深く感じられるお言葉でした。

あっという間のセミナーでしたが、これからのアロマテラピーへの期待、

こちらの内容については、追ってスクールでもお伝えしていきます。

これからのアロマテラピーの未来に共にむきあっていけるアロマセラピストを目指しませんか?

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